本日2月3日(金)、今年リアル開催が3年ぶりとなる「第73回さっぽろ雪まつり」において、北海道高等学校文化連盟石狩支部の美術部生徒による雪像制作コンテスト「スノーオブジェコンテスト」に厚別高校美術部員2年生17名が参加し雪像を制作しました。
厳正なる審査の結果、本校の雪像「くまちゃんがいいなみのってしゃけらいど」が全13校の中で見事優勝することができました!
こちらは授賞式の様子。
優勝の賞品は、なんと「北のどん兵衛1年分」でした!制作したみんな、おめでとう!!
それでは、制作の様子を。
スノーオブジェコンテスト用に準備された雪の立方体。
この白き雪塊から作品を生み出すのであります…!
制作前に記念撮影し、8時30分より制作がスタートしました!終了は15時、6時間半の戦いです。
ヘルメットをかぶる部員は…
命綱をつけ…
上にあがります。
雪に目安となる線を入れていきます。
立面図を見ながら、比率を合わせて慎重に…
線入れが完成!
17名の部員それぞれが役割を分担し、切削作業を開始しました。
くまちゃん面を削る部隊…
後ろのアイヌ文様を削る部隊…
それぞれが手際よく、大胆かつ繊細に掘り進んでいきます。
雪娘たち。
寒い中でも明るく元気に楽しんで制作していますねえ^^
粗々な削りでどんどんかたちが見えてきました。
今回支給されたお弁当。例のカレーじゃなかったんだ…期待しちゃった人、ごめんなさい笑
各自昼食休憩を取り、さらに集中して切削を続けます。
かなりくまちゃん感が強まり、シャケも見えてきました!
お、手前にいるのは…?!
今回制作している雪像の模型(マケット)です。
事前にマケットを制作して完成のイメージを立体化するのですが、正直このマケットの時点でクオリティが高い…!2年生部員のチカラを感じましたね…。
お隣では札幌東高校美術部さんが制作していました。ん?こ、これはもしやダジャレシリーズ…!?(わかる人にはわかる)
そうこうしているうちに、いよいよくまちゃんの顔を作り始めました。いよいよディテールの作り込み…!
お、くまちゃんのあたまの上には…
いましたーー!!!
頭上に鎮座し、まるで守り神のように制作を見守るミニくまちゃんと制作に没頭する部員たち。
いよいよ目も入り、制作も佳境にはいってきました。
細部の作り込みも見事なものです。
表面のナラシを行い、仕上げていきます。
そして、完成!!
うーむ!我らが部活の作品ながらクオリティが高い…!!
くまちゃんの向いている、いわゆる正面がカドに来ているというのもポイント。
立方体の対角線を活かすことで、より大きさを出すことができたという…。部員が考え出したアイディアですが、これが実に効果的。立体作品はさまざまな角度から見ることができるという点でも実に工夫がみられます。
んーーーかわいい。
このちょっと間の抜けたくまちゃんとシャケの表情が実にいいですね。
シャケの尾ひれの部分のはねあがり具合に躍動感を感じますな。ちゃんとシャケにどんっと乗っかっている重量感が表現されています。
くまちゃんの背中のまるっとした感じ、腕の太さ、耳の位置にしっかりとしたデッサン力、量感を感じるとともに、台座部分に入れた波のようなアイヌ文様も上手い!
側面の部分に彫り込んだアイヌ文様も作品の完成度を高めるのに一役かっており、かつ北海道らしさもアピール。ディテールまで手を抜いていません。
この日は前日までの悪天候から一転、青空が広がる気持ちいい一日でした。
とはいえ寒い中がっちり着込んで雪像づくりに携わった2年生部員17名の皆さん、本当にお疲れさまでした!優勝!!素晴らしい!!!おめでとう!!!!
第73回さっぽろ雪まつりは、明日2月4日(土)より11日(土)までの8日間、札幌市中央区大通公園にて開催されています。
今回のスノーオブジェコンテスト作品は、大通公園の2丁目会場にて展示されています。また他校の作品も高校生の豊かな発想力や創造力がこもった楽しい作品が並んでいます。
もし雪まつりに足を運ばれた際には、ぜひ実物をご覧ください♪
コメント
やったー!!!!
最高!!!!!!
みんなお疲れーー!!!!