本日1月30日の午後、道展U21に向けて制作してきた作品43点が全て無事発送され、搬入が完了しましたー!はいおつかれぇ〜!!
はい〜疲れたねぇ〜頑張りましたねぇ〜!
というわけで、早速放課後にはミーティングを。今回の制作についての総括を行いました。
まだ制作の経験が少ない高校生にとっては、1枚の作品に対してしっかり向き合い、最後まで描き切ることで明らかにレベルアップします。ただ、ダラダラぼーっと描いているだけだと、おそらくほぼ成長はないでしょう。
今回の制作は、全体を見ていると多くの部員が「描き切ろう」という意志をしっかりと持って取り組んでいたと思います。
「作品と本気で向き合う」というのは、実はとても大変なこと。
本気で向き合うということは、最後の最後まで作品に対して責任を持つということ。
上手に描けない、うまく表現できない、デッサンがおかしい、しんどい、直せば直すほど変になる…
もともとは好きだった、得意だったはずの美術なのに、他の人と比較してしまうと、眼の前の作品から逃げ出したくなる…
確かに、作品を生み出すという行為は、本気になればなるほどきつい。辛い。苦しい。
気楽に楽しくやっていた美術が、どんどん辛くなっていく。
描けるようになればなるほど描きたい場所は増えていくし、そして今までだと気付けなかった狂いやバランスに気付くように、いや気付いてしまう。
どこまで描いても、終わらない…
どこまでやれば、完成なのだろう…
でも。
簡単なレベルで満足するのって、なんだかこどもっぽいと思いません?
少しくらい難しいほうが、多少辛いほうが、楽しくない?やりがいありません?
ちょっと工夫しただけで良くなったり面白くなったりして。自分でやっていて、すげーなあって思うことありません?
自分では気付かなかったよさに周りの人が気付いて言ってくれたり、失敗かなと思っていたところが逆に褒められたりすることありません?
だからこそ美術は面白くて、わからなくて、やりがいがあって、そして奥が深い。
今まで見たことがない、「はじめてのモノ」を生み出す。ゼロから新しい表現を生み出す。
美術は「産みの苦しみ」の連続。でも、だからこそその人にしか出来ない、たどり着けない価値がある。
美術部での活動は、ひとりひとりが「作家」となって、作品の価値=自身の価値を磨いていくことにほかならない。
制作は本来ひとりでやるものだけど、「美術部」という集団で取り組むからこそ得られる経験がある。辛いのは自分だけじゃない。隣に、背中に、向かいにいる仲間たち、みんなそう。
だからこそ通じることができるはず。お互いの交流が深まっていけば、きっともっと視野が広がっていくはず。
ただ「作品をつくる」ということではなく、「自分にしか出来ないモノを生み出す」という行為って、本気でやればやるほど、どうしていいかわからなくなることもある。
だけど、それを乗り越えた先には、その人にしか味わうことのできない世界がきっとある。
そしてそれは、きっと大きな自信となって、そして次につながっていく。
でもこれで終わりではない。もっともっと先がある。先にいける。
諦めないで前に進めば進むほど、新しい何かに気付くことでしょう。
ただ、諦めたらそこで試合終了、とはよく言ったものだ…
すべては自分のため。作品は自分の分身、自分の子どものようなもの。だから、嘘はつけない。ついちゃいけない。
頑張りはすべて、自分に還ってくる。それを信じて、自分を信じて、これからも作品と向き合ってほしい。
制作を通して、一歩ずつ、確実に成長していくはずです。
さぁ、発表は明後日の2月1日午後3時、道展ウェブサイト上にて!あとは結果を座して待つのみ。。
結果は当然気にはなるけれど、それよりもまずは今回の取り組みを大いに褒めてあげてほしいですな。自分、よく頑張ったな!ってね。体調悪くした人も多かったですが、よくやったよみんな!
…というわけで、制作おつかれさまでした^^
コメント
みなさんお疲れ様でした!!
一人でも多くの方の努力が報われるといいですね…!!
コメントありがとうございます!
結果発表は、悲喜こもごも…。だけどそれもまた青春なり…。
結果が全てではないのです。若いときの努力こそがかけがえのない得物なのです。。