中間講評会の様子と、明日から全国遠征って話。

7月もいよいよ終わりが近づいてきました。
高文連まであと残り10日程度ということで、「中間講評会」を行いました。

「中間講評会」とは、現時点での個々の制作の状況を客観的に理解すること、そして自分の作品テーマについてを簡単にプレゼンすることでテーマを再認識すること、そしてお互いに作品の改善点や気付いたことを言い合うという会です。

この中間講評会はこれから完成に向けて制作していく上でかなり有効な取り組みなのであります。

実は自分の中では無意識、いや実際は意識的に気付いているであろう未完成な部分やデッサンが狂っている部分、怪しい部分なんかを他者が指摘することで、あーやっぱそう見えるのかーバレちゃってるのかー気付かれるのかーということを知るという会でもあります。

私は、いいねーとホメるだけではなく、あえてダメ出しをするんだよーと伝えていたのですが、この取り組みは今回が初ということもあり、なかなかダメ出しをすることは難しかった様子。

確かに上級生は油彩画に多少慣れていることもあって「こなれた」描き方をしている人が多いわけで、それに対して後輩がツッコミを入れるというのは度胸がいることですよね。

でも、どこを改善したらいいかを言ってほしいと思っている人がいることも事実。

顧問としては、指導していく中で当然構図やデッサンの狂いについて指摘する場面が多々あるわけですが、歳の近い部員相互でこれができるようになると、自然と日常の制作の中でもいろいろ相談したりしやすくなるんですねぇ。

「センパイ、上手ですぅ〜」「この色が素敵ですぅ〜」とホメても、本人はまだまだ…って思ってるかもしれないですしね。
そして、こういう機会で少しでも学年間の壁が壊せていくといいなと。

そうやって部員同士で作品について語れるような絆が深まっていくと、もっと全体の作品レベルが底上げされていくのです。

ですので、これを機に少しずつでもお互いの意見交流が増えるようになるといいなぁ…。

また、映像部門でも同じように完成直前の講評会を行いました。
なぜ「完成直前」なのかというと、映像部門の出品締切日はその他の作品よりも12日も早いため、です。。

講評会のあとは、制作の続きを…。締め切り直前でギリギリの勝負をしています。

というわけで、本日無事?アウト?ギリギリで作品データが仕上がり、当番校へ送付することができました…!
返信来てないので届いているかどうか不安ですが…届いてなかったらどーしよーー。。まぁ間違いなく送ったので…多分大丈夫…。

本校から出品した今年の映像作品は10点。手描きのアニメーションあり、曲と映像を複雑に組み合わせた実験的な作品あり、黒板アートな作品もあり…。バリエーションに富んだ作品たちとなりました。さぁ、どうだろうなぁ…。
大会に来られる方はぜひ会場でご覧くださいませ。ちなみに今年の石狩支部大会は札幌の「つどーむ」にて開催。一般鑑賞日は10日・11日となっております。今年はついに一般の方を入れての開催となります。
 
 
 
というわけで!!
この高文連美術石狩支部大会は、全道大会、そして全国大会へとつながる、美術部的にはとっても重要な大会なわけです!

で、昨年本校の部員が全国高総文祭への切符を手にしたわけですが……

はい、その遠征が実は明日からなのであります。今年は東京で開催、全国高等学校総合文化祭in東京!!

…現在、東京のコロナ事情は報道等で御存知の通り、相当な状況になっており…。果たして開催できるのかと心配していましたが、予定通り実施となりました。
また今回の全国に至っては、本校の部員が北海道の総文祭参加代表生徒として総合開会式に出席することにもなっており(これは私も初)、そのため3泊4日という長旅なのです。
くそーーコロナさえなければ全力で総文祭を満喫できるんだけどなぁ…。。正直不安は不安なのですが…、十分に気をつけて行ってこようと思います!

全国から戻ったら部員たちには全国の作品たちを見せる予定。同じような年齢の高校生が作り出す作品の凄さをぜひ感じてほしいですねぇ。

絵画・立体部門の部員たちよ、ぜひ残りわずかの制作日数を有意義に、実りある時間にしてほしいと思います。
あと残り10日程度とはいえ、心を、魂を込めて制作に向き合うことで作品は確実によくなっていきます。描けば描くだけ、つくればつくるだけ、作品は確実に成長します。諦めず、最後の最後まで全力で取り組もう…!!
 
 
 
おまけ。

ハンディ扇風機に髪の毛を巻き込まれて危うく断髪式寸前になった部員の髪の毛……

見事に、くりんくりんになってます。結構危ないな、ハンディ扇風機…。

おまけ2。
一日の活動が終わって部員が帰っていく中、一生懸命流しを清掃する3年生…。

今年はアクリル絵の具を使った制作をしている部員が多いのですが、アクリル絵の具は固まると水に溶けないため、パレットを洗ったあとにきちんと水を流さないと流しが固まった絵の具でどんどん汚れていくんです。
こうやって誰に言われずとも綺麗にしてくれている人の背中をぜひ見習ってほしい。窓閉めとか、ゴミ捨てとかもそう。言われずとも、気付ける人になりましょう。そういう自治力が、部活を強くすると思っています。

おまけ3。
部活が終わって帰ろうとしたら、、、

ヤ◯キーがたむろってました。もうちょっと目立たないところでたむろってください笑

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