美術部スケッチ研修【石狩支部 東ブロック大会】に参加しました!

5月某日。

注文していたつなぎが到着!

なんとか大会前に間に合いましたー!うぇーーい!!

つなぎが届いて嬉しくなって校内をうろつく部員も…笑

そして大会前日にはモエレ沼のことを知ろう!ということで、映像を観ながらイメージを膨らませました。

というわけで、やってきました5月18日の木曜日。
待ちに待った『令和5年度高文連石狩支部美術専門部 東ブロック大会』の日。この日は部員58名が参加しました。

ここは研修を行うガラスのピラミッド。

今回の大会は、200名を超える石狩支部の美術部員がモエレ沼公園に集結しました。

うちの部員…客観的に見ると改めて人数の多さに驚きます。

この一角、全部厚高の美術部ですからね…。
まるで小規模校の見学旅行の引率してるみたいだ…と川上先生と話していました笑

大会の内容としては、学芸員さんのお話を聴いてモエレ沼公園にまつわる彫刻家イサム・ノグチとの歴史を知り、作家さんによるスケッチ制作についての解説を受け、各項美術部員との交流を行い、そしてスケッチした作品を各校顧問を交えて合評会を行うといったものでした。

我々のグループは、最初にモエレ沼についての研修を行いました。事前に勉強していたのもあって、より理解が深まったと思います。

その次に、版画家の西村 一夫氏によるスケッチに関する講演がありました。

2つのお話を聴いた後には、小グループに分かれてのアイスブレイク。
モエレ沼に生息するという架空のいきものを考案し、ゲームするといったグループワークを通して、他校の美術部員との交流を図るというものでした。

さすがは美術部員たち。イラストを描いて交流するということについてはお手のものだったようです。各グループとも結構盛り上がっていました。

そして、このあとはいよいよスケッチ研修!
この日の天候は最高気温26度の晴れ!昨年の東ブロック大会は暴風雨に見舞われたんですが、今回は最高のお天気でした!

モエレ沼にしては風もそこまで強くもない日で、やや暑かったところではありますが…部員たちは一生懸命スケッチを描いていました。

先日届いたつなぎを張り切って着て制作に励んでいた部員も多く、遠目に見ても厚高の部員だというのがひと目でわかります。

なかなか外で制作する機会って無いですからね…。いい経験になったのではないでしょうか。

うちの部員はだいたいがカラーペンや鉛筆などの画材を使ってスケッチしていましたが、一部ではキャンバスに油彩画を描いた部員が複数名いたり、段ボールにクレヨンで描いた部員も。それぞれがこの日のために工夫して準備していて、大会を楽しみにしていたというのがよくわかりますね。

願わくば、もう少し制作する時間を確保できたらよかったかな…。2時間弱のスケッチタイムでしたが、移動や昼食等を考えると正味1時間ちょっとしかなかったのが残念。。
特に油絵を描いていた部員たちはさすがに時間が短すぎると感じたかもしれませんが、その時間の中で仕上げるという意味ではとてもいい体験だったと思います。逆に考えると、1時間程度しかないからこそ描ける絵があるということです。

14時にはガラスのピラミッドに戻り、ここからは午前中の小グループの中でお互いの作品を紹介し合いました。

さすがに他校では油彩画にチャレンジした部員はいなかった様子。なかなかいいインパクトを与えられたのではないでしょうか笑

講評会はだいたい16人〜20人くらいの規模のグループに分かれ、各校顧問からスケッチ作品についてそれぞれコメントをしてもらったりしていたようです。
写真はありませんが、自分が担当したグループでは様々な視点から描かれたスケッチ作品が並び、とても面白く感じましたね。
やっぱり時間が足りず苦戦した人もいたようですし、虫や天候に悩まされた人も少なからず居たようです。

でも、屋外スケッチを行う機会ってなかなか無いので、楽しかったんじゃないでしょうか。皆さんとても有意義な時間を過ごすことができたのでは。
そして、スケッチといえど「作品」なんだという自覚を持って、限られた時間の中で完成を目指して制作に励むという経験は、きっとこれからの制作にも活きてくるのではないかと思います。

というわけで、全日程が無事終了しました。
今日の記念に、それぞれのスケッチを掲げて。

夏の高文連に向けて、意義のあるスケッチ研修になったのではないでしょうかね。
今回グループでの他校の部員と交流したことがプラスとなって、これからの制作の意欲につながっていけたら最高ですね!
 
 
 
さぁ、ここからはいよいよ美術部のメイン活動となる、8月の高文連に向けて本格的に動き出します。
これからの時期は6月上旬に定期考査があり、そして学校祭に向けての取り組みもスタートしていきます。一気に忙しくなっていきますよ…!

3年生は最後の高文連。全道大会出品はもちろんのこと、ぜひ『全道優秀作品』を念頭に置いて頑張って欲しいですね。
2年生は全国高総文祭のラストチャンスです。ちなみに今年全国の切符を手にしたら、来年の総文祭は岐阜県だそうな。
1年生は初めての作品制作になります。今もいろいろ考えているところのようですが、なかなか簡単には具体的には決まってこないですよね。いろいろ過去作品を見て研究すべし。スマホの写真ばかり眺めていてもいいアイディアは出てきませんよ…!

高文連の作品制作は、およそ1ヶ月で終わるものではありません。まず構想、アイディアを確定するのに時間が必要ですし、資料を揃えて制作に入って…となると、あっという間に時間が過ぎ去っていきます。ちなみに石狩支部美術展の作品搬入・審査日は8月8日火曜日です。映像の締切はおそらく、7月末日あたりかと。カレンダーを確認して、自分の実質的な制作期間はどれくらいなのか、おおよその計画を立てることが重要ですな。。計画性って、とっても大事です。くれぐれも、学校祭終わってもまだ何も決まっていない、なんてことにならないでほしいな…。。

ちょうど来週は高体連の絡みで部活の時間が多く確保できるこの時期にどこまで真剣に考えを深められるか。
よって、まず目標としては、5月中に構想をどこまで練られるか、ですね。

構想については、遠慮なく先生方に相談してくださいな。もちろん、2,3年生もね。
ただ…今年は部員が全部で60名…。顧問3人としても、ひとりひとりに割ける時間は限られてきます。早い段階で相談に持ち込むのが進めていくポイントになるでしょうね。

高文連は、少しでも多くの時間を確保して、じっくり制作に取り組むことが一番重要。「なんとか間に合わせて作る」のではなく、「どこまで深く追求できるか」です。

厚高美術部は、『全員全道以上!!』を目標として頑張ろう。お互いが切磋琢磨しあって高めていけるような環境、関係を築いていきたいね!
みんなで頑張ろう!!みんなで函館に行こう!!!

おまけ。

大会終了後、つなぎを着たまま帰る部員たち…。そのままバスにも乗った…ようです…さすが…。

おまけ2。
ガラスのピラミッド屋上で物思いに耽る男子部員。。

おまけ3。
学祭ポスターの撮影中のひとコマ。

なんとかかたちになりそうな感じになってきました。もう少し…かな??
 
 
 
というわけで、報告は以上です!お疲れさまでしたー!

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