今年の厚高祭ポスターと実習生と高文連と。

久しぶりの投稿になります。

令和5年度厚高祭のポスターが完成しました!

今年のポスターは本校美術部2年次の部員5名が制作に携わってくれました。

美術部がつくる厚高祭ポスターは、今年で3年目。
例年学校祭ポスターは企画・原案を担当する部員と顧問であれこれ考えながら作っていきます。今年はこれまでより1ヶ月ほど早くに完成させなくてはならなかったため、4月にプロジェクトが発足、おおよそ2ヶ月弱の制作期間でした。

さまざまなアイディアを検討し、皆で意見をすり合わせてイメージを膨らませていきました。
これらは彼女たちが描いてくれたアイディアスケッチの一部。

そこからどうしよう、ああしよう、これもいいな、合体したらどう?と話し合いをひたすら進め…

いわゆる、「The First Take」風のポスター原案ができました。ジャンプしまくって撮った躍動感のある写真を切り出して組み合わせ、ざっくりとイメージを固めてみたのでした。この時点で撮影した写真は、約1000枚。まぁ連写していたというのもありますが。

で、これはいいね!さわやかだね!と皆で盛り上がり、ふぅ、だいたい完成が見えてきたな…よし、少しずつレイアウトを詰めていくか…と内心ホッとしていたのですが……
 
 
 
数日間このデザインを煮詰めてていく中で、「やっぱりFirst Take感が強い」「学校祭ってよりは学校PRのポスターっぽいかも…」「どうせならもっとオリジナリティを出したいね…」との声が。
 
 
 
正直「間に合うのか…??」という思いはありましたが、でも、いいですねぇ…ほぼ完成も見えてるのに、ここで妥協しないでまたやり直そうとするとは。それこそ美術科的発想です。
 
 
 
で、そこから過去の案やキャッチコピーから再度検討し直し…

たたき台となるデザインを作成し…

そしてあれこれやって最終的には、こちらのデザインに。
たどり着いたかたちは、「◯◯風」ではなく、しっかりと皆が納得できるオリジナルの作品となりました。


青空がきれいなとある日の放課後、河川敷にて。

いつもの友達と待ち合わせ。
「ごめん、待ったー?」「待ってたー!!」「おそーーい!」「はやくはやくー!」
なにやら楽しいことが起きそうな、よくある高校生の日常風景。

青春を辞書で調べてみる。
「人生における、あまくてにがくてすっぱい期間。
活力がみなぎっているようす。気がついたときには過ぎ去っているもの。と思ったらまだ終わってなかったりするもの。

年齢は関係ない。人それぞれの心の持ちよう。」

あなたは青春真っ只中ですか。青春を謳歌していますか。青春の風が吹いていますか。

青春、それはつまり、ぼくらの原動力。

北海道の短い夏。今年も厚高祭がやってくる。

てことで、完成したポスターは、ポスターメンバーとともに張り切って生徒会に納品しにいきました。

生徒会の生徒さんたちも驚いてくれたようす。

生徒会長に手渡しました。

というわけで、ミッション完了!お疲れ様でした!


 
今回のポスターは、札幌の地下鉄の掲示板に掲示され、また近隣の中学校等に配布されました。
今年度の厚高祭は制限はありますが一般開放も行うということで、ようやくコロナ禍から脱出した学校祭となります。
機会がありましたらぜひ本校へ足をお運びください! 
  
 
 
さて、話変わって。
現在美術科には教育実習生が2名やってきて、3週間の実習を頑張っているところです。

昨年度は東北芸術工科大学からでしたが、今回は札幌大谷大学の4年生が教育実習にきています。
うちひとりは、私が函館の高校に勤めていたころの教え子で、当時は市立函館高校美術部の部長として頑張っていた人物なんですな。
ふたりとも毎日一生懸命授業の研究に励んでいて、授業での生徒との接し方もどんどん上達していっています。
これからの美術教育を支え創っていく優秀な人材だと感心しつつ、自分も頑張らなくては…という気持ちにさせてくれますね。
実習は今週末まで。いよいよ明日・明後日が研究授業です。頑張って欲しいですね!

そして部活の方はというと…
現在、高文連に向けてそれぞれが作品の制作に向かっています。
先日はミーティングを行い、石狩支部美術展の締め切り等についての説明や、制作に向かう心構えなどについて話しました。

基本、高文連の美術展は美術部必修科目です。
部員60名がどんな作品を生み出していくのか…それぞれが高い志を掲げ、全道、そして全国を目指して頑張っていきます。

とはいえ…まだ構想が決まってない人も結構いる状況で…正直…大丈夫かと…。。
でも皆必死に考えているのは間違いないため、構想さえ決まれば…!あとは…!精神論ですけどガッツでなんとか頑張るしか…!!って感じですね。
 
 
 
そうそう。
実習生の森谷先生が、実習日誌にこんなことを書いていましたよ。


自分だけの作品になれば、大人になっても忘れないのではないかと思う。自身も自分で必死になって取り組んだ美術の作品、学校祭の企画などは今でもよく覚えている。
互いに相談したり、壁にぶつかったことは、いくつになっても思い出すことができる。記憶に残る実習にしたい。


本当にそのとおりだと思います。
本気で、必死に全力で取り組んできたことというのは、大人になっても自分を勇気づけてくれる人生の糧となるのです。
一日一日を大切にして、諦めずにどこまで作品と向き合ってほしい。制作を通して、人として成長してほしい。そう願っています。

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