現在、8月4〜5日に札幌市民ギャラリーにて開催されていた、石狩支部美術展のWEB美術展が開催されています。
このWEB美術展は、10月10日までの開催となっています。誰でも鑑賞できますので、ぜひご覧ください。
今年の石狩支部美術展は、リアル開催ということで札幌市民ギャラリーにて作品が展示されたのですが、一般の方は入場することができませんでした。
そのため石狩支部の各校美術部員が制作した作品は、各校美術部の部員と顧問しか観覧できなかったのですが、これで一般の方も鑑賞することができるかと思います。
WEB上ということで、画像での鑑賞とはなりますが、各学校の作品の傾向や、石狩支部のレベルを垣間見ることができるのではないかと思います。
石狩支部の作品出品点数は、平面・立体・映像合わせて約800点と膨大な数。
会場では作品から高校生の熱気が伝わってきました。やはり実際に作品が展示され、それを生で見るのは、画像で見るのとでは全然違った体験であることを再認識しました。
今年度は道展U21も実際に展示となるとのことで、ぜひ出品を考えている高校生は(アンダー21歳なので、中学生・大学生も)、これから張り切って制作に励んでほしいと思います。
最近の厚別高校美術部は、緊急事態宣言下ということもあり、なかなか活動ものびのびとはできない状況が続いています。
そのためなのか、放課後集まってくる部員もまばらで、あんなに広い美術の部屋たちが、非常に寂しい空間となっているんです。
このまま緊急事態宣言が明けてもこんな状況にはなってほしくない…。。
高文連のときにはあんなに必死になって間に合わない完成しないどうしようとか言いながら頑張っていたのに…。喉元過ぎれば熱さを忘れる、ってやつなのでしょうか。鉄は熱いうちに打て、といくら言っても、結局打たせる準備をしてあげないと動けないんでしょうかね…そんなの残念すぎやしませんか?高校生だよね。。
「大会が無いからやることない」「特に何をやっていいかわからないから…」「もっと大会が近くなったらやります」ではなく、今だからこそ出来るデッサンなどの自力の強化や、高文連でやりきれなかった作品をリファイン(作り直して)してみたり、期間を決めて小作品を制作してみるなど、やれることはいろいろあるはずです。
美術って、ゼロから新しいものを生み出す取り組みです。それゆえに大変だし、苦労するし、先が見えず悩むことも多々ありますよね。
しかしながら、この自分でその目標や課題を見つけて取り組む、自分から動き出すことって、これから生きていく上でとっても大切なチカラなんだよね。部活動を通して学ぶことって、絵を上手に描くとかものを作るってことではなく、本当は生き方を学ぶということなんですよ。
とはいえ、実際に自分から公募展やコンテストに応募して、結果を出している部員もいます(今度紹介します)。毎日放課後短い時間でもデッサンをやろう、油絵を描こうと頑張っている部員もいます。そういう人たちは、こういう期間でも頑張ってるなぁと感心します。
やっぱり、そういうふうに少しでも頑張ろうとしている人って、いろんなことを積み重ねて努力していくことの大切さを身にしみて感じていくだろうし、当然、やってるからレベルもどんどん上がっていくんですよね。
そういう人たちは、大いに応援してあげたいし、かまってあげたい。そうじゃない人は…どうすればいいんでしょうね。そして、どう思われているんでしょうね。各自で考えてみてください。
ぜひ、今回高文連石狩支部の事務局を務めた、札幌北陵高校美術部顧問の菊地先生の大会総評をぜひ読んでほしいかな。
ちなみにこのページでは、本校美術部2年の鈴木さんの立体作品が取り上げられていました。(菊地先生、ナイス!)
コロナとの因果関係があるかどうかはわかりませんが、今年は例年よりも「お、良い写真撮れたからこれを作品に使おう」的なものが少なく、より自分と向き合い、「自分にしかできないことは何か」と模索したことがわかる作品が多かったように思いました。この点に関してはたいへん良い事だと思います。
(中略)
美術は何歳になっても取り組むことができ、そのたびに多くの発見があるものです。作り続けることで少しずつ成長することができます。大会は終わりましたが、美術部員の皆さんは決して手を休めないでください。
(中略)
美術部員の皆さんには、これからも1人1人が制作者としての矜持を持って制作を続けていただけるよう祈っております。これからも北海道の美術を盛り上げていきましょう。
我々と同じように頑張っている美術部の顧問の先生は、こんなにも熱く思いを語ってくださっています。皆には伝わっていますか?
気がつけば、もう季節は秋。寒くなりつつありますね。
2年生は見学旅行もあります。そうこうしていると、あっという間に冬が来て、年が明けて、ぼやぼやしているともうこの1年が過ぎてしまいます。
なんでもいいから、ぜひやるべき何かを見つけて取り組んでいってほしいものです。今しかできないんだよ、部活って。
さて、10月には全道大会も控えています。そこでは全道優秀作品の選抜、そして、美術部のインターハイ、全国高等学校総合文化祭北海道代表作品の選抜が行われます。
厚別高校美術部の作品はどう評価されるかな…。すごく楽しみでもあり、怖いです。そう、評価されるって、怖いことなんだよ。
ぜひ今回のWEB美術展を鑑賞し、忘れかけていた「熱」を改めて思い出し、再始動していきませんか。
あ、すでに熱い人はそのまま熱いままで構いませんからね笑
皆で頑張っていきましょう!皆でやれば、きっともっともっと強い美術部になっていくはず…!期待していますよ!
コメント