高文連・搬入直前!

前回のブログから約二週間。
いよいよ高文連石狩支部美術展の搬入前日となりました。

ここ最近の取り組みを紹介。
映像メディア作品出品の一週間前に、中間講評会を行いました。

作っている本人は気づかない、もしくは気づいていたけどスルー?していた部分が露呈し、ここで出てきた多くの感想をもとにより細かい作り込みや調整を行いました。というわけで、映像作品については既に完成し、先に出品が完了しています。

そして、平面・立体作品についても先週月曜に中間講評会を開催。

作品は日に日に描き込みが進み、よくなっていっていますが、この中間講評でそれぞれの課題などが浮き彫りになり、明確になったようです。

しかし、、ここ最近は本当に暑い日が続いていました。
皆、体力的にはほぼ限界を迎えつつある中、粘り強く制作を続けてきました。

自然と部員同士で作品についてアドバイスをしたりもらったり…。
他者の作品についてあれこれ考えることは、自分の作品に対しての見方にもつながりますね。

さあ、いよいよ額を取り付けます。今年は平面作品が48点もあり、なかなかに大変な事態となっています。
新規に額も購入し、ようやく数が揃いました。

額がつくと、作品って倍くらいよく見えるようになるんですよね。
部員からも「すごくいい感じに見える!」との声が上がっていました^^

額を取り付けてもなお、細部の描き込みに精を出す部員。

立体作品も最後の仕上げです!

今回立体作品は4点出品。3点は石膏や粘土、ガラスを使った作品、うちひとつはデザインによる立体作品となっています。どれもおもしろい作品になっています^^

あー写真を取りそこねてしまいましたが、今日は先々月教育実習に来ていた二人の先生方も激励に来てくれました。
差し入れのお菓子もたくさんいただいちゃいました。この場をお借りしてお礼申し上げます。部員もわしわしと食べまくってました^^

そんなこんなで朝からごったごたの美術部。
一足早く制作終了していた映像部隊もこの日はやってきて、応援やら掃除やらをしてくれました。ありがとう!

作品が完成し、すこし美術室が落ち着いてきた中で、なんかもうやさぐれてる二人…

どうやら結果が怖いみたいですね^^;

そう、明日は搬入と展示作業、そして審査があります。
確かに…審査は怖いですよね。そして本気でやってきた人にとっては、なおさら怖い…のではないでしょうか。

前回のブログでは、果たしてこの進み具合で大丈夫か…ととっても心配だったのですが、それぞれ危機感を感じたのかどの作品もどんどんよくなっていきました。今日の時点で、おお…ちゃんと作品になったなぁと感心したものです。
でも、、逆に言えば、もう少し早く動き出していれば、きっともっともっと深まっていった人も多かったのかな…。
もちろん、長く制作したからいい作品になるというわけではないですけどね。ダラダラやっても仕方がないですし。

しかし、油絵は特に急いで描く画材ではないというのは、おそらく油彩をやっていたほとんどの部員がそれを実感したのではないかと。一年生は特にね。
そして、描き進めていくうちにだんだんできることや表現の幅が広がってレベルアップしていくので、もっといろいろできる、もっと描ける、ということに気付いたときには、もう時間が…という感じになっていたのではないかと思います。

ぜひこの経験、反省を、2月頭の道展U21、そしてこれからの制作に活かしてほしいなぁ…。

今日、まだ制作を諦めきれずに持ち帰った部員もいます。
いろんなプレッシャーがあります。辛いこともたくさんあります。そこに立ち向かうことの苦しさもあります。
しかし、そういう様々な大変な経験が、君たちを成長させてくれるのは紛れもない事実です。

好きなことを、全力でやりきるって、実は結構怖いこと。自分が好きだった気持ちが、本当にこれでいいの?こんなもんなの?と問いかけてくるあの感じ。。全力でやることでいろいろわかってきて、好きなことだったのに逃げ出したくなることもあることでしょう。
けど、がむしゃらに頑張っている中で、不意に上手く描けた、思った以上にいい色ができた、みんながわぁーって言ってくれた。そんなことがきっかけで、先が見えなかった眼の前が一気に晴れることがある。
それって、一生懸命やってきた人だけが得られる特権、みたいなものだと思います。

そんな経験ができることなんて、人生そうそうないんです。とっても幸せなことなんです。

運動系部活じゃなくたって、美術部でだって、アツい経験ができる。青春を感じることができる。
そしてそれは、人生の糧になる。

さぁ、いよいよです。
高文連石狩支部美術展・研究大会の今回の出品数は900点弱と、過去10年遡っても最も多いとのこと。
厚別高校美術部からは、平面作品は2階の展示室に48点、立体作品は2階のフロアに4点、映像作品は1階ロビー横にて5点の合計57点の作品を出品しています。
一般公開は、8月9日(水)10日(木)の2日間となります。ぜひ多くの方々に足を運んでいただけたら幸いです。
 
 
令和5年度 高文連石狩支部美術専門部 石狩支部美術展・研究大会
とき:令和5年8月9日(水)〜10日(木)
ところ:札幌市民ギャラリー(札幌市中央区南2条東6丁目 東西線「バスセンター前」駅下車 徒歩10分)
一般公開:10:00〜17:00(10日は15:00終了)

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